6月29日(土) 伊島の飲ませサビキ釣り

飲ませサビキ開幕戦。

この夏もお世話になります。

第五 八千代丸。


10年ほど前の夏にキハダが釣れるということで初めて乗せてもらって以来

毎年夏のお楽しみとなっている。


釣り方も4,5年前まではジギングで狙うマダイがメインであったが

ここ数年は 巷で流行の「飲ませサビキ釣り」

  釣り方はこちらを参照  → 夏の飲ませサビキ 

  お暇な方は 過去3,4年分の釣り日記(夏の飲ませサビキ編)をご覧あれ。

釣具メーカーからは「落とし込み釣り」(どうもチヌ釣りのそれとかぶるので私的にはそう呼びたくない)

として 専用ロッドなども続々と発売されている。


ターゲットになる魚種が豊富で(狙いはあくまでも大鯛)

何がヒットするか分からないワクワク感が この釣りの最大の魅力。



梅雨の晴れ間になる予報であったが 朝から雨 …


5:30出船  

伊島方面に向けて北上。

沖合にある前線の影響か どろ〜んとしたうねりが。


今日は仕掛を10号・7号。5号と3タイプ準備。

最初は上10号・下7号タイプから。

それぞれ3〜4本枝の仕掛で状況によって組み合わせ。


しばらく走って 阿部沖で釣り開始。

雨は本降り。

ベイトが小アジだったので 1回流しただけで見切って移動。



伊島沖の本命ポイントで 釣り再開。



中層でベイトが付いて

底まで落とすと 竿先がバタバタッとはじかれ

ラインテンションがなくなる食い上げアタリ。


大きくはないが 最初の1匹なので慎重に。

サワラなのでラインが歯に触れたらアウト。



口の先に いい感じで針が掛かっていた。


その後 同様のアタリが続くが 2回続けて枝を飛ばされてしまった。

3度目の正直のはずが 水面まで浮かせた直後 反転してラインブレイク。

3連続バラシでツキも逃げてしまったようで アタリがなくなった。


ここで 本日のベイトチェック。



小アジにカタクチにウルメ。

一番いいのは もちろんウルメ。

シーズン初期のせいか まだまだ小指程度の大きさしかなく

仕掛に付いたかどうか判断しにくい。


ウルメがいい感じで付いたと思ったら

ガンガンと竿先を叩くアタリ。



50cmとサイズ的には不満が残るが 本命マダイ。

狙いはあくまでも60cm以上の大型。


去年は夏のこの釣りだけで

60cm級12枚 70cm級7枚と良型がよく揚がっただけに

期待せずにはいられない。




さぁ これから と思ったら 再び長い沈黙。



潮がゆるんでしまったようだ。





イワシもほとんど掛からなくなってしまった。




食い渋り対策として 仕掛を上7号 下5号に落とし

少しでもアタリを拾う作戦。


食いが立っているとき 活性の高いときは仕掛が少々太くても食ってくるが

潮が緩んでいたり 潮が澄んでいたり 昼間太陽が真上にあったりなど

条件的に厳しいときは 太い仕掛には食ってこない。

市販の仕掛けはラインが太いものが多く 針の軸も太い。

ベイトのイワシの掛かりが悪ければ 当然アタリの数も減る。

メジロ・ブリ狙いであれば少々ベイトが掛かりにくくても市販の太仕掛けでもいいが

マダイ狙いであれば細いライン細軸針を使った仕掛でないと

市販の仕掛けではアタリの数は激減してしまう。


マダイジギングをしていたときもリーダーを4号以下にしないとアタリがでなかったように

太平洋のマダイは太いラインを嫌うので できるだけ細い仕掛けを。



ポイントを転々としているうちに

ようやく 時合いが。

久々にアタリがあって



サワラ。


潮が効いてきたのか 素針にイサキが掛かるようになった。


仕掛が中層で止まったと思ったら



50cm近い極太サバ。


一流しごとに2,3人が竿を曲げている。

この時合いもいつまで続くかわからないので

釣れるうちに1匹でも多く確保しておかなければ。


今度の魚はよく走るので青物?

5号ラインでやりとりするので慎重に…



やはりハマチであったか。


これであとヒラメが釣れたら

飲ませサビキ4魚種制覇のグランドスラムなのだが

この日はヒラメのアタリは出ずじまい。


本命のアタリも3連発でキャッチ。



マダイというには ちょっとかわいらしい40〜50cmちょいの食べ頃サイズ。


釣れない時間帯が長かったが

午前・午後と短い時合いに集中して魚をキャッチ。


16時 終了。

伊島をあとに



開幕戦にしては魚種豊富。

バラシも多かったが 時合いにはアタリが集中した。


5人で マダイ9枚 ハマチ10本 サワラ10本 
    サバ・アジ・イサキ・ガシラ各10〜15匹 など



普段は偏る釣果も みなさんほぼ均等にマダイ・ハマチ・サワラをキャッチ。


型狙いの飲ませサビキ釣りであったが

潮の流れや魚の活性がもうひとつだったせいか 大型魚は姿を見せずじまい。


これからはイワシの群れに大型の魚が付いて

ドキドキワクワクの飲ませサビキ釣りになることを期待しておこう。



本日の釣果 マダイ 〜52cm 4匹 サワラ 2匹 
         ハマチ サバ イサキなど